こんにちは!紀南最大の大工集団MUKUの松川です。
今、ご覧頂いているブログやインスタでは大工の手仕事について発信させて貰っていましたが、今回は新築・戸建ての照明計画について書きます。
照明計画は家づくりの中でも最後の最後に打合せをすることが多いですが、MUKUでは家の大きさや間取りによって費用が大きく変わる為、まずは間取りと資金計画を同時に打合せで確認させて頂き、その後に外観や内観で使う素材(仕様)や色、家具の話をしながらキッチンやお風呂などの住宅設備も一緒に確認します。
その際にペンダントライトやブラケットライトのインテリア性の高い照明器具もここで一緒に選ばせて頂くのがMUKUの家づくりです。
が、一般的には外観や内観、住宅設備が決まった後に照明器具の打合せをします。
その場合、お施主さまは今まで考える事が多くて結構疲れてしまっています。。。そして内装と一緒に照明器具を考えないと中々イメージが付きにくいので「これでいっか~」って最後の最後でなりやすいです。
ただ、照明計画(特に光の当て方)は空間の雰囲気と暮らしやすさが大きく影響しますので手が抜けません。
例えばこちらの手洗いは照明を付けるとこんな風に照らされます。
ミラー周りの照明は顔と後ろの壁に張ったタイルを照らし、タイルなど素材感がある物は照明を当てるとメリハリが生まれ空間を綺麗に見せてくれます。
そしてペンダントライトは意匠性が高いので何より見た目にこだわりつつも、少し壁に寄せて吊ることで正面に立った時のまぶしさを防ぎ、壁を照らすことで陰影を楽しむことが出来ます。
影があるとちょっと暗く感じるかもしれませんが実はそんな事なく、、、この写真の場合だと、手洗い全体を照らすよりも顔周りの照度はこっちの方が高いです。(上から照らすと自分の影で顔が暗くなります)
影が出来るということはその分、どこかに光が集まっているということで、必要な部分に光を集めることで暮らしやすくなります。 もちろんWICLや脱衣場など部屋が全体的に明るい方が過ごしやすい空間もあるので、そういった部屋は天井に照明を付けて均一な明かりを保たせますし、先ほどの手洗いもこのように球の色を変えることで大きく変わります。
MUKUでは住まい手がその部屋でどのように過ごすかを考えながら照明計画をご提案させて頂いていて、それは暮らしやすさへの影響が大きいのと、自分たちが大切に作らせて頂いた家で、長く愛着を持って暮らして頂きたいと思うから、照明計画まで手を抜きません。