こんにちは!!紀南最大の大工集団MUKUの松川です。今、新築工事をさせて頂いてる現場が絶賛仕上げ作業の真っただ中で、、、日に日に変わる現場の姿が嬉しいく完成が楽しみで仕方ありません(^^)
お盆前に現場へ行ったときは玄関・ポーチ部分の仕上げで左官屋が作業をしてくれていました。
MUKUでは玄関・ポーチ部分の仕上げを標準仕様で600角の大判タイル仕上げもしくは洗い出し仕上げとなってて、家のデザインによってどちらかを選んで頂けます。
今回の家は洗い出し仕上げがよく似合うデザインでしたので、左官屋にコテやブラシで仕上げて貰います!!
洗い出し仕上げとは、種石を練り合わせたモルタルを上塗りし、それを洗い流して自然な風合いを表現したものです。
混入する種石の大きさや種類によって工業製品にはない、様々な素材感と独特な肌合いで、高級感がある仕上げとなります。
混入する種石が高品質な骨材としての機能を持つため、乾燥収縮によるひび割れにも強く、セメント以上に耐久性と防火性が高く、タイルやモルタル仕上げに比べ雨の日は滑りにくいという安心面もあり、玄関ポーチなど外部に面した場所に適しています。
なにより。。。手仕事ならではの仕上がり風合いがたまらなくかっこいいです。正直モルタル仕上げやタイル仕上げ比べて工程が多く、この日も3人の左官屋でなんとか仕上げきる事ができました。
種石を混ぜ合わせたモルタルをコテで綺麗に仕上げます。(モルタル仕上げの場合はこれで終わりです)また種石が混ざってる分、縦面に塗るときはくっつきにくいので、モルタル仕上げよりも強く抑えることも必要になります。そうやって濡れた部分を少し置いて。。。
表面のモルタルをまずはブラシで洗います。何度もブラシを通すことで薄っすら種石が見えてきました。こういった作業から種石が見える仕上げを洗い出し仕上げと言います。ちなみに刷毛で波をつくる仕上げ方は刷毛引きと言います!滑りくさから駐車場やアプローチでよく見る仕上げ方の一つです。
最後はスポンジで残っているモルタルを拭き取ります。種石も二分・三分のサイズを混ぜて使います。(二分で6~7mm)混ぜて使うことで石の隙間も少なくなってくっつきが良くなります。
こういった材料の配分や、コテの押え方に洗い出すまで人の手でつくる仕上げが、洗い出し仕上げとなります!!時間が経っても風合いが増すので、新築・戸建ての玄関仕上げではおすすめの仕上げ方の一つです。