こんにちは!紀南最大の大工集団MUKUの松川です。
7月に竣工しました、プライベートサロン様の竣工写真が出来てきました。
工事中は夏が来たー!って時期で、現場から見える海は絶景そのもので、山の中に建つログハウスをリノベーションさせて頂きました。
主に内装のみ手を加える工事で、至る所にこだわりが散りばめられていて…、図面が職人の手によって形になる姿をワクワクしながら見ていました。
その中のひとつに、今回は壁に施させて頂いた仕上げで「モルタルの掻き落とし」があります。こちらはモルタルに色粉を混ぜた着色セメントに骨材を混ぜて作った材料を壁に塗り付け、少し時間を置いてから掻き落とし器(剣山のような道具)で表面を削り粗面に仕上げて行きます。
かなりの量のモルタルを掻き落とすので。。。気づくとこんな感じになっていました。
色粉の配合や、骨材の大きさによって様々な表情を職人の手によって作り出せる工法です!またこの工法の特徴とも言えるのが、光の当たり方によって表情が全然違うものになることです。朝・昼・夕で壁の見え方に違いがあるのも、そこで過ごす時間を楽しませてくれます。
絶景を眺めるこの空間唯一の開口部の枠は大工、サッシは建具屋が作りました。景色を損なわない、ほんと綺麗なサッシだと思います。。。こういった木製サッシは新築住宅でも採用頂く機会もあって、既製品のアルミや樹脂の規格にはない寸法のサッシを作る事が出来るのも魅力の一つです。
開口部は光や風を取りいれる物であるのと同時に、景色を見る為の物でもあるとつくづく思い、今回の工事に携われせていただいたことに感謝です。
この度は竣工、まことにおめでとうございます。今後のますますのご発展をお祈り申し上げます。