こんにちは!!紀南最大の大工集団、MUKUの松川といいます。
記念すべき(勝手に自分で記念にしています笑)MUKUの初ブログに、お目通しいただきありがとうございます。MUKUとは田辺市で創業43年の中村工務店の新築・戸建て・注文住宅のブランドとなります。
創業時から大工技術の鍛錬と継承で寺社仏閣や公共建築といった木工事を県内・県外でさせて頂いていましたが、建築業界は職人不足という大きな問題に直面しました。僕は今年で33歳になりますが、確かに回りに大工をしている友達や知り合いは少ないです。。。
むしろこの建築業界に関わっていなければ0です。それぐらい大工・職人の数は少なくなってきていて、家を建てたくても建てられる人が居ない世の中が来るかもしれませんが、中村工務店では若い大工の育成にも取り組んでいます。
京都の宮大工(神社や仏閣の建築や補修を手掛ける職人)で修業をしていて、仕事で田辺市に来た時に縁あって中村工務店の社員大工として今もたたいてくれているのが、江川大工(てっちゃん)29歳です。
てっちゃん以外にも中村工務店は20名を超える、紀南地域で一番大工を有する大工集団です。この大工たちが皆さんも一度は行かれたことあるような施設や店舗など、大型の木造建築に携わらせて頂いている中、中村工務店がMUKUという注文住宅を始める理由の一つに大工の育成があります。
大型の木造建築物や寺社・仏閣はその時々の納まり(加工の仕方)があって高い技術を有する分、技術の向上が難しい仕事となります。そこでMUKUを立ち上げました!
中村工務店では以前からもご紹介いただいたお施主様の家づくりに携わらせて頂いていましたが、注文住宅は規模や形が公共建築と違って大きく変わることがない分、親方から弟子に基本的な技術を伝えられる場=大工の育成に良い環境だと考えています。
こういった光景が見えないことも職人不足が起きる原因の一つだと思いますし、おそらく自分たちが生業としている建築業界のみに関わらず、他の業界でも同じことが言えるのではないでしょうか?
木造建築は日本の伝統工法です。だからこの技術を残さなければいけないというよりは、高温多湿で四季があって、座の文化で日本の風土を豊かな暮らしにする技法として木造建築があるからこそ、人の手でつくる住まいを無くしてはいけないから伝統工法なんだと思います。
紀南最大の大工集団として、そんな想いでMUKUを立ち上げさせて頂きました。これからも手仕事の魅力や、豊かな暮らしを発信していきたいと思います!どうぞよろしくお願いします。