こんにちは!!紀南最大の大工集団MUKUの松川です。前からインスタやブログでもご紹介してた新築工事の現場も基礎が出来て、いよいよ大工工事が始まりました!!新築の場合、大工工事の始まりは『墨出し』になります。
墨出しとは、出来た基礎の上に土台という骨組みを乗せていきます。土台は基礎と骨組みをつなげる大切な役割を担っていて、屋根や壁・床の荷重がまっすぐ基礎・地面に向いてかかるようにする為に、土台で大切なことは基礎の真ん中に土台を設置することです。ここでずれてしまうと、土台から上の荷重全てがずれて伝わって来てしまいます。その為に墨出しと言って、土台の位置をまず出してから、設置します!!
土台を設置するとこの様になります。この状態で工事が始まってから2回目の検査、土台・基礎を見ます。土台の位置がずれていないか、基礎と土台を止める「アンカーボルト」という金物や基礎と柱を止める「ホールダウン」という金物の位置に誤りが無いかなど、チェックします!一般的な検査ではここを見ることはありませんが、MUKUの家は全棟長期保証になりますので、検査の回数や項目が断然多い!!そして、それらの検査をクリアした家をお引渡しさせて貰いますので、高品質の家を大工や職人の手によって建てていると力強く言いたいです!!
そして床を貼ったり、柱を立ててからだと見えない部分というのは出て来るので、その都度検査をして、合格して次の工程に入っていきます。ちなみにお引渡しまで後4回の検査があります!
またこの状態でしかできない大切な工事があって、それは『気密処理』です。断熱工事は使う断熱材や窓の種類でアップグレードは可能ですが、気密に関しては最後は「人力」です。
土台同士をくっつけている部分は若干の隙間が必ず生まれます。そういった部分をそのままにしておくとその隙間から空気が入ってきたり、逃げていったりするので、、、その隙間を気密テープで無くします!!(黒いテープ)そしてもう一つ、『熱橋』という現象があります。これは簡単に言うと熱が通りやすい場所で、移動するという事です。土台の場合はボルトです。木も熱橋が起きる場所になりますが、それ以上にボルトの部分は熱が通りやすく、熱が通りやすい場所では結露が起きやすくなります。これは断熱的にも、耐久性の面でも良くないことなので、熱の移動を遮断するように人の手で処理します。処理した後を触ってほしいぐらいなんですが、、、これがまた綺麗に大工さんがやってくれているんです。この様に工程の中でしか出来ない検査や処理を重ねて、良い家を追及して家づくりに携われせて貰っています!!次はいよいよ棟上げをお届けでします!(^^)!