こんにちは!!紀南最大の大工集団MUKUの松川です。MUKUとは田辺市にある中村工務店が立ち上げた住宅事業部になります。MUKUについてはこのホームページやインスタで情報を発信させて貰っているので、今回は中村工務店について少しお話したいと思います。中村工務店は代表の中村静男が創業して、今年で43年になる、歴史ある工務店です。
大工として京都にある西本願寺の補修にも携わり、厚生労働省が卓越した技能者を表彰する『現代の名工』(詳しくはタップして下さい!)にも選ばれた方で、周りからは親方って呼ばれています。そんな親方から僕は木の拾い出し方や木の買い付け、詳細図の読み方など、かなりディープな部分を教えて頂いていて。。。
普段は知らない世界なので、とても勉強になります。創業当時から大工技術の鍛錬と継承を掲げ、県内・県外の寺社/仏閣や公共建築といった木工事を通して、実行してきた中村工務店が携わらせて頂いた木工事は田辺市内にもあって、例えばウッドデザイン賞を受賞した『田辺市立新庄小学校』の木工事を中村工務店でさせて頂きました。
地元の紀州材を用いた在来木造工法によって建てた大規模な木造校舎を実現しました。そして、子どもたちが地元の木、紀州材触れられるように構造材だけでなく仕上げの壁や教室等の机、棚等の家具にまで紀州材を使っています。
建物の中心には、扇型の多目的ホールを配置して、放射状に配置されたトラス梁がホールを包みこみ扇の要には、みがき丸太を配置して学校の中心として、その存在を示している木部の加工を中村工務店の大工たちがさせて頂きました。
他にも白浜の湯快リゾート様の改修工事や最近では田辺市のコメダ珈琲様の木工事も実は、中村工務店でさせて頂いています。
県外では大阪府堺市でオープンしましたBBQ施設『matoi』(詳しくはタップして下さい)様の骨組みをさせて頂きました。
ここは規模が大きかったのと、他にも進行中の現場があった為。。。今まで全国各地で仕事をして知り合った大工にも応援に来て貰って、30人近くの大工で工事を進めました。普段とは違う仕事に合わせて慣れない人同士での現場でしたが、指揮を取って大工を束ねたのが現代の名工、親方です。
現在進行中の大きい工事もまだまだありますが、それはまた完成してから追ってご報告させて貰います!!こんな現場で大工技術の鍛錬と継承をしてきた大工たちと始めた住宅事業がMUKUになります。そして僕がMUKUの作り手を見て、日々思うことがあります。それは、感動は人の手で作られているということで、これからも、この感動がある家づくりが続けて行けるように僕自身も精進していきたいと思います。