こんにちは!紀南最大の大工集団MUKUの松川です。年明けからモデルハウスを含めて2棟の新築・注文住宅の工事が始まって、現在4棟の現場が進んでいます。どのお家も木を使ったりと、手仕事の部分が多く、それぞれ特徴もあって、打合せの段階から完成が楽しみ過ぎる現場だったので、ついつい現場に足が運びます笑。そんな絶賛工事中の各現場でさせて貰っている作業を今回のブログで綴ります。
まずは昨年棟上げをさせて貰った現場から、屋根の断熱材を施工中です。断熱とは言葉の通り熱を断つための物ですが、、、家は場所によって熱の影響を受ける割合いが違います。そして一番熱の影響を受けやすいのは壁や窓じゃなくて、『屋根』になることからMUKUでは屋根には壁の2倍も厚みがある断熱材を入れます。ということは手間も2倍、いや実際はそれ以上にはなりますが。。。影響を受けやすい部分の対策をしっかりすることで断熱効果の高い家となるので、目に見えない部分でも手間暇を惜しみません!目には見えない部分繋がりで、、、
こちらの現場ではバルコニーがあって、バルコニーは雨など外部の水が浸入しやすい場所となります。防水工事もしっかり行った上で大工さんがしているこの作業は、サッシを止めたビスの所にコーキングで止水処理をしています。ビス止めした部分はほんとわずかですが隙間が生まれ、この隙間から水が入ったという事例は全国で実際にあるみたいで、止水処理は行うようにしています。
こちらは年明けに棟上げをさせて貰った現場で、屋根やサッシが付きました。この状態でもすでにカッコいいのが分かる外観で、足場を早く取りたくてウズウズしています笑。ほとんどの工務店や大工さんは棟上げ後は中の作業よりも外部の作業を優先します。理由は雨・風に木をさらしたくないから。サッシや面材、シートを張って雨が降っても木が濡れない状態にするのですが、僕たちはそれを「囲う(かこう)」と言って、ここの現場も雨にさらすことなく囲えて一安心です!
この写真だけではどこの部分か分かりにくいですよね苦笑?これは屋根の先っぽで、「軒先(のきさき)」になります。家によって軒の出や外壁の厚みが変わることは多々あるので、毎回この軒先は計算してmm単位で依頼しています。寸法にしたらちょっとした長さの違いですが、この軒にぴったりと外壁が納まって線が綺麗な印象となります。これも手加工で作っているから出来る納まりです!
という事で現場の報告を綴りだしたら言いたいことがいっぱいあって笑、全部の現場を回れなかったので、残りは次回にさせて貰います<m(__)m>