こんにちは!紀南最大の大工集団MUKUの松川です。家づくりのお仕事に携わらせて貰っている中で、つくづく思う事があって、家づくりにおいて、耐震や断熱・気密・換気といった性能って大事だし、あとは暮らしやすさっていう面では、間取りや動線・収納計画も大事なんですが。。。それらと同じぐらい「愛着」が持てるかどうかってのも大事で、そんな愛着が持てるかどうかは個人的に、『見た目』の要素が大きいと思っています。ただ見た目にこだわり過ぎると一気に費用が高くなってくるので。。。あまり費用はかかけずに出来る、でも、ちょっとした違いで家ってかっこよくなるので、その『見せ方』をお伝えします!まずはこちらです。
玄関に取付けた既製品のシューズボックス、これだけの収納量で扉が付いて、おそらく費用を一番抑えれるのは既製品のシューズボックスだと思っています。が、既製品だとどうしても見た目が造作や家具に比べると劣るので、、、シューズボックスの天板に、板材のカウンターを乗せて見た目にメリハリを、出来たらこの板は集成材じゃなくて、無垢の板(写真はハバハギです)にすると品の良さが増します!既製品は寸法が決まっていてその通りにしか納まらない分、ちょっとしたことですが、周りの寸法を調整してあげると、既製品を綺麗に見せることも出来ます。
シューズボックスの上に窓がのるように窓の高さを変えて、カウンターの長さはシューズボックスに合わせず、壁から壁まで通してみました。このカウンター一枚で造作感も増しますし、カウンターだけの造作なので、シューズボックス全部造作するより費用はかなり抑えれます。最近の既製品でも扉には取っ手を設けず、引っ掛かりだけ付けている商品も多く、こういうのを選ぶと見た目はすっきりします。
何個かご紹介しようと思って準備していたのですが、思った以上に玄関でしゃべり過ぎたので笑、今回は次で最後にさせてもらいます。
リビングの扉を開けたときの見え方で、まず、、、柱は丸い柱にしてみました。〇と■の柱では、同じ太さでも〇の方がカドが無い分、小さくなって、それを木じゃなく鉄で作ってもっと小さくしました。構造的に抜けない柱なので、ちょっとでも存在感を薄くしながら、色はキッチンや階段に合わせましたが、階段・キッチンとは形が違って、おもしろい仕上がりに。あと他の現場でも多いですが、キッチンパネルをキッチンメーカーのパネルではない物を貼っています。メーカーさんのパネルはちょっと柄が入って白色!ってイメージがあって、貼ったときに結構目立つんですよね、パネルが。。。なので個人的にパネルは無地で、壁よりもちょっとくすんだ色で合わせると空間になじむので、そんな組み合わせが多いです。今回ご紹介させて貰ったのはちょっとしたことですが、、、見た目に影響されるポイントで、そこまで費用がかからない事なので、家づくりを考えている方で、参考になって頂けたら幸いです^^