こんにちは!紀南最大の大工集団MUKUの松川です。台風の影響で日程が延期となってしまいましたが、、、先日、無事に棟上げをさせて貰いました。本当におめでとうございます。棟上げと言えば、大工さんが集まって柱を立てて、梁をかけて、屋根を仕舞いして、どんどん家の形が出来てくる日、木に触れる大工さんってかっこいいなって思って、ずっと見てられる日です。
ただ今の家は高気密・高断熱、工法は色々とありますがMUKUでさせて貰っている工法はこの棟上げの時に屋根の断熱と気密の施工を同時にやっています。なぜ棟上げの時に断熱を施工するのか?理由は色々とありますが、断熱にしても気密にしても、後からするよりこのタイミングでの作業がしやすいから。高気密・高断熱の性能は、施工レベルによって影響します。もちろん、職人さんの技術もありますが、『作業のしやすさ』は施工レベルに大きく影響していて、後からの場合だと上をみながらの頭上での作業、上棟の時は下を見ながらの足元での作業となり、足元での作業の方がしやすいです。
垂木に断熱材を充填しているところです。断熱材はモデルハウス以降使用している「フェノバボード」です。フェノバボードの特徴はこちらに記載していますので、興味のある方はぜひ!屋根は付加断熱という仕様なので、この上に断熱材もう一層施工していくのですが、これの上に断熱を施工するのと、下に断熱を施工するのとでは、作業のしやすいが全然違って、垂木の下は母屋など別の材料との干渉があって、断熱や気密が綺麗に納めにくいところ、、、
上の場合は、こんな風に他の木材との絡みがないので綺麗に施工が出来ます。ただこの工法では、垂木や野地板が多く必要となって、大工さんの手間も増えてしまうので、野地板の仕舞いするまでに2日はかかりますが、、、これで屋根の断熱・気密が完了なので、後でする日数の事を考えても2日で終わるなら早いと思って、この工法をさせて貰っています。
もちろん気密の処理は側面まで行います。これも後から内部で処理も出来るんですが、外部からしてあげる方が作業がしやすく、綺麗に出来るのでこのタイミングで行います!高性能の家を作る工法はいくつもありますが、高気密・高断熱の性能が高い家を作るのも人の手で、大工さんや職人が作業をしやすいような環境で、技術を発揮することで出来るとMUKUでは考え、この工法で家づくりをさせて貰っています^^