リノベーションもやっています

2022年06月29日
松川 晃弘

こんにちは!!紀南最大の大工集団MUKUの松川です。

暑い日が続くと思えば、、、各地で梅雨が明けてきましたね。僕は実家が梅農家でして、この時期は有無も言わさず日々手伝わせて貰っているんですが(苦笑)、確かに例年に比べ暑くて雨も少ないような気がします。なので、汗だくになりながらコンテナを担いでいます。

そんな僕の話はここまでにして、白浜で工事をさせて頂いていたITオフィスさまのリノベーション工事がいよいよ完成しました!!!

RC造をリノベーションしてオフィスにしました

以前にここのオフィスを使われていた会社さんの内装をほぼ解体して、内装をフルリノベーションさせて頂きました。

今回はRC造(鉄筋コンクリート)の建物をリノベーションしましたが、天井や壁を見て貰うと分かるように、元々あった壁や天井を解体して躯体(建物の構造体)を表しにした仕上げにしました。

コンクリートの素材感がたまらなくかっこ良くて、躯体はあえて綺麗に整えないで、そのままの状態にペンキでシンプルに仕上げました。

リノベーションで家具を造作で作りました

リノベーションの現場は新築当時の図面が無かったり、あっても詳しく書かれてなかったりで、解体してみてないと分からないところが多々あります。。。

今回は天井を解体した時に思っていた以上に躯体の天井が高く、開放感が増して、ほんと取って良かったと思いました!

棚をキレイに取り付ける方法を考える大工

そんな中、大工と棚を取り付けに行った時に既存の壁がボコボコしていて、そのまま棚を取り付けるとガタガタになってしまうから、現場でレーダーを当てて水平を取りながら、壁の仕上がりに合わせて棚板を一枚一枚切って仕上げました。

棚板を切る大工の後ろ姿

カウンターは家具屋に造作で作って、使う木の面材や厚み、仕上げの面材・寸法を自由に出来るのが造作家具の魅力で仕上がった時のまとまり感が空間をキレイに見せてくれます。

ちなみに僕たちが言う家具屋は、0から家具を作る職人のことを言って、ここ田辺市内にも家具屋は居てて、棚同様、、、壁がボコボコしている部分とカウンターの取合いは現場で微調整を繰り返して組み立てて貰いました。

ボコボコした壁に合わせて仕上げたカウンターの仕上がりが綺麗すぎる

この仕上がり凄くないですか??現場で一人めっちゃ感動してて、改めて感動って人の手から生まれるんだなって思いました。

工業製品は工業製品の良さがあるのと同時に、造作には造作の良さがあって、元々あった空間の良さを残しながら新しい価値をこの場所に作れるのが手仕事の魅力です。

壁の穴から覗く大工

最後に出来上がったデスクの写真を撮っていると、壁の裏側に居てる大工から名前を呼ばれ、何ごと??って思ったら、壁の穴から覗かれていました笑笑笑。お茶面な大工てっちゃん、元々あった良さを活かしていますね~(*’▽’)よかったら画像をズームして見てやってください笑