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Tekizamiてきざみ
技を磨き、術を知る
ー大工仕事の格好良さー
『Tekizami』とは日本の伝統工法である「手刻み」によって加工された骨組みのみで建てる家です。
近年の木造建築では80%以上の建物がプレカットによって建てられている中、紀南地域で1番大工を有する大工集団、MUKUが「手刻み」にこだわる理由があります。
手刻みでしか実現出来ない工法はたくさんあり、それらは地震や台風にも耐える強固で柔軟な構造のため、「手刻み」工法で建てられた建築物は今もなおたくさん現存しています。一方、プレカットが主流となる現代では「手刻み」に対応できる建築会社が少なくなっているのが事実です。
大工の伝統技術の素晴らしさ、美しさ、そして加工する人の顔が分かるモノづくりを。 MUKUが受け継ぎ後世に伝えていくことで生業としている建築業界がより活発になるよう、また、細部までしっかりと気を配って建てられた木の家で暮らしたいとお考えの方へ「手刻み」を提供できることで少しでも地域に貢献したいと考えています。
『Tsutsumu』の特徴をベースに、大きな違いとしては、『Tsutsumu』はプレカット工法、『Tekizami』は手刻み工法での建築となります。
『Tsutsumu』のプレカット工法に対し、『Tekizami』は手刻み工法で建て上げます。
柱・梁など構造体を施主様と一緒に決めていきます。
素晴らしき日本の伝統工法での家づくりを実現します。
次世代への技術の継承へとつながります。
日本で古くから用いられ発達してきた在来工法は、梁や桁・柱などの構造体の接合部に「継ぎ手」や「仕口」といった凹凸加工を施し、組み上げて家の骨組みをつくります。
伝統技術を受け継いだ大工が用途によって木材を選別し、捩れや曲がり・歪みを調整しながら一本一本の材料に墨を付け、ノコギリや鑿を使って全て手作業で加工を行う工程が「手刻み」です。
大工は自社で保管している木材や製材所から届いた木材を並べ、どこの場所にどの向きで使うのか決めていきます。
それぞれの材がもつ特性を活かして、気を配りながら適材適所に番付をしていきます。
例えば、乾燥によって曲がりそうな材料は、乾燥とともに家が内側に締まっていくように使ったり、大きな節があるなど見た目が悪い部分はなるべく見えにくいところで使います。このように素材のクセを見極めることは、人の手でしかできないこと。そして手刻みで加工する木材は構造体がほとんどで、家が出来上がってからは目に見えない部分がとなりますが、大工の仕事は形に残ります。
だから目に見えないところまで手を抜かない、木がもつ特性を活かして、より強度を持たせたり、より美しく見せるための大工の気配りが日本の伝統工法と言われる「手刻み」の由縁だとMUKUでは考えています。
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